紫外線が強く降り注ぐ季節。運転中に気になるのは日焼けではないでしょうか。車によっては、ガラスにUVカット性能が備わっていることがあります。しかしUVカット効果がない車を運転する場合は、自ら紫外線対策をしなければ無防備な状態で強い紫外線を浴び続けることになります。
紫外線はシワやシミ、たるみ等、肌の老化を早める天敵。運転中にもきちんと紫外線対策を行い、肌を守りましょう。
今回は、運転中の日焼け対策についてご紹介します。
車内にも紫外線は降り注ぐ
車の中にいると紫外線を浴びないと油断しがちですが、車内にも紫外線は降り注ぎます。フロントガラスには紫外線をカットする性能を備えることが義務化されていますが、側面ガラスや後部ガラス等には車によってUVカット性能がないことがあります。
JAFが行ったUV計測器によるテスト結果を見てみると、UVカット性能がない前席ガラスの紫外線強度は1,000㎼/㎠以上を超えることが明らかとなりました。紫外線強度が500㎼/㎠から日焼けし始めると言われているので、かなり強い紫外線を浴びていることが分かります。
次に、UVラベルを使って運転席側の紫外線強度を実験したところ、16分30秒で色が赤く変化しました。紫外線をカットする効果が高いUVカットガラスでは、30分後にも色の変化がありませんでした。
紫外線量は5月から急激に増加します。天候がすぐれない日にも紫外線は降り注ぐので、日頃から運転中の紫外線対策が欠かせません。
運転中におすすめの日焼け対策について
それでは、運転中におすすめの紫外線対策についてご紹介します。紫外線から肌を守りましょう。
アームカバー
運転中は、手や腕の日焼けが気になるところです。気が付かないうちに日焼けをしていたということが少なくありません。
そこでアームカバーを使用し、手や腕の紫外線対策をしましょう。アームカバーがあれば、直接手や腕に紫外線が当たるのを防げます。UVカット効果が高いものや、ロングタイプなら、より紫外線をカットする効果が期待できます。
手や腕の日焼けを防ぎたいなら、アームカバーがおすすめです。
カーフィルム
車に紫外線対策をするなら、カーフィルムはいかがでしょうか。カーフィルムはガラスに直接張り付けることで、紫外線を99%カットしてくれる効果があります。さらに断熱効果があるタイプなら、冷暖房の効きが安定するので経済的です。
ただしフロントガラスと側面ガラスは、透過率70%以上でなければ道交法違反に抵触するので注意しましょう。
窓に塗るUVカットリキッド
車の窓に塗るタイプのUVカットリキッドがあります。UVカットリキッドは、窓に塗るだけで簡単に紫外線をカットしてくれるというもの。
定期的に塗りなおす必要がありますが、安価で手に入るので検討してみてはいかがでしょうか。
サンシェード
サンシェードも紫外線対策として効果的です。サンシェードは駐車中の紫外線対策だったり、車内が高温になるのを防いだりする効果があります。サンシェードには、窓に張り付ける吸盤タイプやウィンドウに張り付けるタイプ等、様々な種類があるので好みに合わせて選びましょう。
ただし運転中にサンシェードをフロントガラス、側面ガラスに取り付けるのは避けた方がいいです。サンシェードは視界を妨げるものとして扱われ、道交法違反になるからです。
メッシュタイプであっても違反なので、運転中にフロント三面にサンシェードを取り付けるのは止めましょう。後部座席にサンシェードを取り付けるのは違反にならないので、運転中であれば乗車する人の為に取り付けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
運転中は紫外線対策を怠りがちですが、しっかり対策をとらなければ肌は紫外線による悪影響を受けることになります。
効果的な紫外線対策は、アームカバーやカーフィルム、塗るタイプの紫外線対策グッズ、サンシェード等です。カーフィルムやサンシェードに関しては道交法違反になる可能性があるので、ルールを守って使用しましょう。
季節を問わず紫外線は降り注ぐので、日頃から紫外線対策を行うようにしましょう。
参考:JAF 車に乗っていれば、日焼けしない? 車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました