水を飲むことは健康に良いだけでなく、美肌効果やデトックス効果など美容にうれしい側面ももたらしてくれます。
せっかく水を飲むなら、これらの美容効果を高める摂取方法を実践したいところです。キレイに磨きをかけるためには、どのようにして水を飲んだらよいのでしょうか。
水を飲むメリット
体の約60パーセントは水分でできていて、毎日約2リットルの水分が入れ替わっていると言われています。
水分摂取量を控えてしまうと体内の水分循環が滞ることになり、体の中にある老廃物が排出されにくくなってしまいます。
そのまま放っておくと、便秘・肌荒れ・肌のくすみなど美容の大敵となる症状が現れることもあるでしょう。
また、血液やリンパ管の流れも滞ることから、むくみ・冷え・肩こりなどの体調不良が起こることもあります。デトックス効果を高め、不快な症状を改善するには、水を意識的に摂取することが大切なのです。
水を飲むことは、美肌効果ももたらしてくれます。水分摂取量が少ないと肌の隅々まで水分が行き届かなくなるため、透明感が失われ、乾燥やハリ不足を起こします。
外側からのケアに加えて「水を飲む」という内側からのケアも加えてあげることが、美しい肌を保つために不可欠なのです。
1日の摂取量と方法
体内の水は1日で約2リットル入れ替わることから、水分補給は2リットルを目安に行うとよいでしょう。理想は2リットルの水を摂取することですが、水分は食べ物からも摂取しているので、飲料水は1.5リットル程度摂取できれば問題ないとされています。
水を飲むときは一度に大量摂取するのではなく、こまめに飲むことを心掛けましょう。一度に飲む量は一口程度で構わないので、回数を増やすことが大切です。
夜にかけて大量に摂取すると夜間にお手洗いに行きたくなってしまうので、なるべく午前中から夕方にかけて摂取するようにしましょう。
ただし、人間は就寝中にコップ一杯の汗をかくと言われているため、寝る前にコップ一杯分程度の水を飲むと良いです。そして起きた時にも水を飲むようにすると、目が覚める効果と腸を刺激し便通を促す効果が期待できます。
運動をした時や汗をかいた時は体内の水分が失われ、脱水になりやすい状態です。日ごろから飲んでいる量以上の水分補給を心がけましょう。
水分摂取は「水」がよい理由
1日2リットルの水分補給と言った時に、水ではなく他の飲み物で摂取してもいいと思いますよね。しかしながら、美容効果を求めるならば、「何を飲むか」というところにもこだわりたいものです。
例えばジュースや清涼飲料水には、500ミリリットルあたり20～60グラムの糖分が含まれています。これは角砂糖に換算すると5個～15個に相当する量であり、毎日飲み続けていると肥満のリスクを抱えることになるでしょう。
コーヒーや緑茶は健康維持のためにも積極的に摂取したいものの、これらの飲み物だけで一日の水分摂取量を満たそうとするとカフェイン過多になり、不眠・冷え・自律神経の乱れなど美容の大敵となる症状が現れることもあります。利尿作用もあるため、体内の水分が失われていく原因にもなります。
リスクを減らし美容効果を高めるためには、一日2リットルの水分補給は水で行う方がよいのです。
水の種類も気にかけよう
水を摂取する時は水の種類にも注目してみましょう。最も手軽に摂取できるのは水道水ですよね。
日本の水道水は安全で飲んでも問題ないですが、塩素などの含有物が気になる場合は浄水器を使用するか、ミネラルウォーターを利用しましょう。
ミネラルウォーターは水に含まれているミネラル分の多さによって、軟水と硬水の2種類にわけられます。国産のミネラルウォーターは軟水で、口触りが柔らかく飲みやすいです。
海外製のミネラルウォーターの多くは硬水で、マグネシウムが多く含まれていることから、便秘解消効果が期待できます。その一方で、飲み慣れていない人はお腹を壊すこともあるので、気をつけましょう。
人によって好みは違う？
日本の水道水は軟水ですが、同じ軟水でも地域によって硬度にかなりの差があるので「出身地によってミネラルウォーターの好みが分かれる」という傾向もあるようです。
ただ、前述した通り硬水と軟水の違い程顕著な違いではないので神経質にならなくても大丈夫です。
まずはご自身の口に合うミネラルウォーターを見つける事が、ストレスなく水を摂取し続ける大切なポイントです。
まとめ
水を飲むことは美と健康を維持するために不可欠です。効果を実感するためには習慣づけることが大事なので、1日1.5リットルから2リットルを目安に、こまめに摂取することを心がけてみましょう。
飲みやすく自分の体質にあった水を見つけることも毎日気持ちよく飲み続けることの助けになるので、お気に入りの水を見つけてみましょう。