いつもと同じ生活をしているにも関わらず、最近太ってきた…と感じることはありませんか?
体型が変化する背景には、自分では気が付かない些細な原因が潜んでいるはずです。こうした原因を理解し改善していくことで、ダイエットがうまくいきやすくなるでしょう。
太ってきた・以前よりも太りやすくなったと感じる方は、この機会に太る原因を探し、痩せ体質へ変えていきましょう。
代謝の低下
生活習慣や食事量に変化がないのに太りやすくなる最大の原因は、基礎代謝量の低下です。
基礎代謝は年齢とともに低下します。代謝量のピークは10代前半で、10代後半から徐々に減少し、30代~40代になるとピーク時よりも100~200キロカロリーくらい少なくなります。
運動不足の人や筋肉量が少ない人は、年代別の平均値よりもさらに低いことがあります。
太ってきた…と感じるときは、基礎代謝を上げることを意識しましょう。基礎代謝の維持・上昇は、運動や食事の改善ではかることができます。
有酸素運動・筋肉トレーニング・バランスの良い食事を心がけましょう。
運動量の低下
学生時代は授業や部活動で運動をしていましたよね。一方で、社会人になったり家庭を持ったりすると、運動をする習慣がなくなってしまうことがあるでしょう。
運動量の低下は筋肉量の低下と消費カロリー量の低下を招きます。筋肉量が低下すると先ほど説明したように基礎代謝が低下し、太りやすい体質になります。消費カロリー量が低下すると「摂取カロリー>消費カロリー」の状態となり、どんどん太ってしまいます。
痩せやすい体をつくるために、まずは運動を習慣づけることから始めましょう。運動習慣が全くない場合は、1日30分のウォーキングや体操など軽めの運動から始めてみましょう。
通勤時間に1駅分歩くなど、日常生活の中に運動を取り入れていくのもいいですね。
筋肉量アップのためにはスクワットがおすすめです。太ももの筋肉は大きくて太いため、鍛えることで大幅な筋肉量アップへとつながります。
足もほっそりして見えるようになり、見た目もキレイになりますよ☆
食生活の乱れ
忙しい毎日を送っていると、規則的な食事をすることが難しくなることがあるでしょう。日ごろのストレスから食事に偏りが生じることもあります。
でも、乱れた食生活には大きな罠が潜んでいることをご存じでしょうか。
「朝食を抜く」「食事は夜の1回だけ」といった偏った食事は、一回の食事での摂取カロリーが増えたり、体がエネルギーをため込もうとしたりする原因となります。
また、好きな物ばかり食べたり、極端な食事制限ダイエットをしたりしていると、栄養の偏りを引き起こします。
たんぱく質など筋肉の源となる栄養素が不足すると筋肉量が低下して太りやすくなってしまいますし、食物繊維が不足すると便秘になり、体重が増加してしまいます。
太りやすくなってきたときこそ、規則正しい食生活を心がけましょう。ダイエット中であっても、体を作り・維持していくために必要な栄養素は、しっかり摂取してください。
睡眠不足
睡眠不足は肥満の原因となることがわかっています。忙しくても、睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。
太らないためには睡眠の質を上げ、基礎代謝をアップさせることも大事です。ぐっすりと眠れるように、睡眠前はリラックスすることを心がけましょう。
「湯船にしっかりつかる」「読書や音楽を聴く」「部屋の照明を暗くする」「スマホなど仕事を思い出すものから離れる」などの方法がおすすめです。
むくみ
女性に共通する悩みの一つがむくみですよね。特にデスクワークの人や長時間通勤電車に揺られている人は、むくみが慢性化している可能性があります。
むくみを放置していると体に老廃物や余計な水分がたまり、体重増加や太って見える原因となります。
むくみを感じるときはマッサージをして、血流を良くしましょう。また、むくみ防止のために足先をこまめに動かしたり、体を冷やさないようにしたりすることも忘れないようにしましょう。
まとめ
太る原因は様々あります。特に、太りやすく痩せにくくなったと感じるときは、日頃の運動不足や習慣が基礎代謝の低下をもたらしている可能性が考えられます。
食事・睡眠・運動という健康のために必要なファクターをもう一度見直し、若々しい体型の維持につなげていきましょう。